【大相撲】貴乃花の引退まとめ 引退理由を分かりやすく解説!

2019年11月3日

“平成の大横綱“貴乃花の引退。

当記事では、貴乃花の引退を、現役時代と親方時代の2つに分けて、できるだけ分かりやすく解説しています。貴乃花の引退について気になる方はどうぞ寄ってってください!

現役引退は2003年1月

貴乃花の現役引退は2003年1月に行われた初場所において。年齢は30歳のときです。

より正確には、その場所8日目(1月19日)の安美錦との取組を終えた後の9日目(同月20日)であり、貴乃花はその日に引退を表明しています。

ちなみにこの初場所で幕内優勝を果たした力士は、かの朝青龍。朝青龍は大関2場所連続優勝を果たし、横綱へと昇進しています。

その点で、貴乃花の引退とはまさにモンゴル隆盛という新たな時代幕開けであり、時代の節目だったとも言い換えられるといえるでしょう。

現役引退理由の理由は?

貴乃花が現役引退を決めた一番の理由、それは怪我です。

力士としてはよくある引退理由の1つですが、“平成の大横綱”貴乃花とて例外ではなかったわけです。もちろん、そこには年齢により衰えも否定できません。

貴乃花が臨んだ2003年の初場所というのは、貴乃花の体は既に満身創痍といえる状態で、引退と表明したのもむしろ当然の結果だったいえます。

そして、貴乃花が引退をするほどまでに追い込まれた最大の原因となった怪我とは、2001年5月場所14日目の武双山戦の取組で負った右膝の怪我です。

この取組で貴乃花は、右膝半月板損傷という力士としては致命傷ともいえる大怪我を負ってしまいます。ですが、貴乃花は大怪我を負ったにも関わらず、この場所、なんと奇跡的な優勝を果たします。

この貴乃花の優勝は、伝説として今や語り草なのは周知の通り。

記事:貴乃花対武蔵丸~“鬼の形相”貴乃花最後の賜杯~(2001年5月場所)

ただ、その代償は思った以上に大きく、自身の力士としての寿命を縮める結果となります。

重症を負った貴乃花は、当然ながら翌3月場所から休場をしますが、場所復帰までには実に7場所、1年近くの歳月を要してしまいます。

そして、向かえた2002年9月場所では、12勝3敗という成績を収めるも、やはり右膝の怪我は芳しくなく翌11月場所で再度休場。翌2003年初場所にてついに引退へと至ります。

以上より、貴乃花の現役引退は右膝の怪我が原因であり、仮にもし右膝を負った時点で、貴乃花が無理に出場せずに安静にしていれば、また違った力士人生を送っていたともいえるかもしれません。

相撲協会の引退

近年では、貴乃花の引退と聞いて、親方になった後の相撲協会引退を思い浮かべる方も少なくないでしょう。

貴乃花は、2018年9月10に相撲協会を引退しています。年齢は46歳。

これを簡潔に言うならば、貴乃花は相撲協会を退職し親方を廃業したことになります。つまり、貴乃花は親方として弟子を持つことをやめ、大相撲の世界から完全に身を引いたというわけです。

そして、その引き金となったのは、2017年11月に発生した自身の弟子・貴乃岩が、元横綱・日馬富士から受けた暴行事件です。

この事件、話出すとキリがありませんが、貴乃花引退の大きな争点となったのは、貴乃花が事件の際に提出した「告発状」です。貴乃花は、暴行事件の際、相撲協会の対応が不適切だったとして、その旨を書き添えた告発状を、内閣府の公益認定等委員会に提出しています。

そして、その告発内容が相撲協会からしてみれば受け入れがたく、逆に貴乃花からしてみれば告発内容は事実であるとして真っ向から対立するかたちになります。

最終的には一向に告発内容を認めようとしない相撲協会から、「見えない圧力」のようなものを感じたとし、貴乃花は相撲協会を引退しています。

この相撲協会引退に際には本人インタビューで、「告発状の内容が事実無根な理由に基づいてなされたものであることを認めないと親方を廃業せざるを得ないなどの有形・無形の要請を受け続けてまいりました」と、貴乃花は相撲協会から何らかの圧力を感じて引退したと、少なくとも文面からはそう読み取れます。

一向に意見を聞き入れようとしない相撲協会、それどころか認めなければクビにするぞといった圧力を掛けられた貴乃花は、なかば相撲協会に失望し引退した、ともいえるでしょう。

ただ、この貴乃花の引退に関しては、周りとの親方たちと関わろうとしない、貴乃花の孤立化も1つの要因に上げられています。

貴乃花は事件発生後、一門から離れ、親方からの助言も自ら拒否するような行動もメディアで指摘されています。いうなれば、自ら信念を貫くとは聞こえがいいものの、他の意見を全く聞き入れようとはしなかったために、自らの首を絞めていたともいえるのです。

結局のところ、貴乃花の告発状の内容が事実かどうだったかは、未だ明らかににされていないのが実際のところです。もしかしたら、貴乃花の告発内容は不適当なものだったかもしれませんし、反対に相撲協会側が面目を守るために事実を否定し続けたのかもしれません。

真実は有耶無耶にしたまま、貴乃花は自ら引退というかたちでけじめをつけ、大相撲の世界から去ったというわけです。

総括

貴乃花の相撲協会引退の補足として、貴乃花はあくまで「大相撲」の世界から身を引いただけであり、「相撲」そのものを辞めたというわけではありません。

ですから、今後はちびっこ相撲などや周辺地域に根差したイベント活動や「世界各地へ足を運んで、日本の伝統文化を伝えていきたい」とも語っています。

今後の貴乃花の動向にも目が離せません。