【大相撲】取組は「立合い」で決まる!意味やルールなど詳しく解説!

大相撲の取組において、「立合い」は非常に重要です。この「立合い」が上手く決まるかどうかで勝負はほぼ決まるといっても決して言い過ぎではありません。

当記事では、「立合い」の意味やルール、さらには罰金などについて詳しく解説しているので気になった方はどうぞ寄ってってください!

「立合い」とは?

「立合い」とは、その取組が始まる瞬間を指し、その開始は両力士の両手が土俵についた瞬間が合図となります。特に、立合いの開始は行司ではなく、あくまで両力士の呼吸に合わせて始めることが特徴にあげられます。

大相撲の世界では、立合いで取組の7,8割が決まると言われているほど重要なもので、立ち合いの良し悪しがそのまま勝敗に直結するといっても過言ではありません。

立ち合いのルール

立合いは、行司ではなく両力士が決めること以外にもいくつかのルールがあります。

立ち合いは力士たちで決める

先述のとおり、「立合い」は両力士の両手が土俵についた瞬間に成立し、その開始は両力士の呼吸に合わせて行われます。ですから、行司はあくまで立合いが成立したか否かの判断しかしません。

仮に行司が立合い不成立の判断をしたら、仕切り直しとなり、再度立合いを行います。

ちなみに江戸時代までだと、立合いは土俵に手をつけることなく、立った状態のまま開始されていました。

仕切り線より後ろ

立合いでは、土俵の真ん中にひかれている二本の仕切り線より前に出ることは許されず、反対に仕切り線の後ろであれば、土俵内に収まりさえすれば、特に制限は設けられていません。

制限時間

立合いには、各段に制限時間(いわゆる仕切りの時間)が設けられており、土俵にいる力士はこの制限時間内に取組を始めなければなりません。

制限時間は、幕内4分、十両3分、幕下以下2

ちなみに過去には制限時間がなく、取組によっては立合いが成立するまでに30分以上かかることも珍しくありませんでした。

待った

立合いで呼吸が合わないよう場合に、「待った」をすることも許されています。

ただし、行司が、立合いが成立したと判断した場合は、いかなる理由であれ「待った」することはできません。また、あまりにも「待った」する回数が多いと協会より厳重注意されます。

「変化」はルール上問題なし

立合いで、よく取り沙汰されるのが「変化」。「変化」とは、立合いの瞬間にそのまま当たっていかず、左右どちらかに避ける1つの戦術です。注文相撲とも。

ルール上、変化を行うこと自体は全く問題ありません。ですが、真剣勝負に水を差したような印象を与える場合が多く、変化した力士が非難の対象になりやすいのも事実です。特に横綱や大関等のそれ相応の力士が変化すると、協会からの指摘もあることも珍しくありません。

ルール上問題ないのに非難されるというのもおかしな話かもしれませんが、重要な取組では極力控えるべき行為だといえます。

記事:【大相撲】「注文相撲」とは?反則なの?意味を詳しく解説!

アマチュア相撲との違い

アマチュア相撲の場合だと、立合いは、両力士とも先に両手を土俵に着き、審判の合図ともに取組が開始されます。こちらは審判の合図で取組が開始される点が、大相撲とは異なります。

記事:大相撲のルール!アマチュアとの違いも合わせて解説!

罰金が科せられた時期も

実は、制限時間を過ぎた立合いの際に、故意に待ったをすることで罰金が科せられた時期があります。

その時期とは、1991年9月場所から1998年9月場所の7年間にあたり、もし故意に待ったをしたら幕内力士10万円、十両5万円の罰金を支払わなければなりませんでした。

これは元々、頻繁に待ったをする風潮を打破するために設けられたものでしたが、罰金されてもいいから待ったをする力士が後を絶たず、結局1998年9月場所には廃止されています。その後は、あくまで“プロとしての自覚“を促すまでに留まっています。

罰金を科しても待ったが減らなかったのは残念なことですが、逆にいえば、取組において立合いがそれだけ重要なものだと読み取ることもできます。やはり、立合いが取組をほぼ決めるというわけです。

総括

  • 「立合い」は、取組の始まる瞬間のことで、主に両力士が両手を土俵についてぶつかるまでの流れを指し示す。
  • 立合いには、制限時間、待った等のルールがある。
  • 故意に「待った」をした場合、罰金が科せられた時期もあった。

立合いは取組の醍醐味です!力士と力士がぶつかる瞬間を見逃すな!変化の可能性もあり!