【大相撲】「押し相撲」とは?得意力士や弱点も!?

大相撲の解説でもよく聞く「押し相撲」って何!?気になった方は、当記事をチェック!得意とする力士や押し相撲の弱点などについても触れているので、気になった方はどうぞ寄ってってください!

「押し相撲」とは?

押し相撲については、『相撲大事典(第四版)』(2015)にて以下のように示されています。

相手の廻しを取らず、終始押しや突きだけで攻めたり、それを得意とする相撲。(一部省略)また、押し相撲には突き技も伴うので、「突き押し相撲」という場合もある。

出典:『相撲大事典(第四版)』(2015)

つまり、押し相撲(突き押し相撲とも)とは、押しや突き、さらには突っ張りなど相手の廻しを取らずに、手を伸ばして相手を攻め立てる相撲のこと。ようは、廻しを取らない相撲は、押し相撲でほぼ問題ないないと思います。反対に相手の廻しを取る相撲は、四つ相撲といいます。

過去には、押し相撲を得意とした力士に、横綱に上り詰めた北勝海、大関の千代大海大受、出島などが上げられます。筆者の好きだった嘉風も押し相撲の使い手の一人!

近年の大相撲は、力士の大型化に伴い、大関・貴景勝や御嶽海、北勝富士、大栄翔といった押し相撲を得意とする力士が増加傾向にあるので、今後は突き押し相撲が角界のトレンドになる可能性も。

ちなみに、下記記事にて、突き押し相撲は、取組で20秒を超えると勝率がガクッと下がるとの、面白い指摘がありました。確かに、押し相撲を力士は長い時間の相撲が苦手なのは、筆者も実際に見て痛感しています。押し相撲の弱点は、それはズバリ持久戦!

参考記事:NEWSポストセブン「貴景勝は「横綱になれない」致命的弱点をデータで徹底分析」

総括

押し相撲は、見応えあるものの、筆者個人の意見としては、押し相撲一辺倒だけだと、限界があるように思います。というのも近年においるボクシングやMMAなどの相撲以外の格闘技では、全体的な総合力が求められており、それは相撲にもいえるような気がします。実際、絶対的な強さを誇った白鵬や朝青龍は、組んでも押しても強く、技のレパートリーもとてつもなかったです。

いずれにせよ、今後の押し相撲がどのように変化していくのか楽しみですl