【大相撲】「猫だまし」とは?あっ!と驚く奇襲戦法!

猫だましは、変化と同じ立ち合いでの奇襲戦法です。当記事にて詳しく解説しているので、気になった方はどうぞ寄ってってください!

「猫だまし」とは?

猫だましは、立ち合いの際、相手の顔の前で自身の両手を叩いて、相手を驚かせる奇襲戦法。上手に決まると相手は、一瞬怯み、その隙をついて相手を一気に倒します。

変化同様、やはり小兵力士が主に使う技で、多用が厳禁なことには変わりありません。

ちなみに過去には、決まり手の「外襷反り」のことを、猫だましと呼んでいたときもあります。

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過去には横綱が猫だましで物議

基本的に猫だましは、変化同様にどうしても自分が不利の立場の時に使うような苦肉の策です。

ですが、過去にはなんと横綱が猫だましを使ったことがあります!その横綱とは何を隠そう白鵬その人。

場所は、2015年11月の九州場所。10日目の対栃煌山で白鵬は立ち合いで猫だましを仕掛けます。しかも二回。そして、まんまと引っかかった栃煌山は、そのまま土俵を割っています。栃煌山からしてみれば面食らったことは間違いありません。

もちろんルール上は全く問題ありませんが、「品格」を求められる横綱が猫だましを使うなど前代未聞。当然ながら物議を醸します。ただ、当時の相撲協会理事長だった北の湖は「(猫だましを)やるってのは、なかなかありえない。やられる方もやられる方だけど、やる方もやる方。横綱としてやるべきことじゃない。横綱がやるのは前代未聞なんじゃないの?」と苦言を呈しています。

一説には白鵬のファンサービスとの意見もあり、確かに筆者も楽しく見ることができました。が、それと同時に横綱としてどうなんだ?といった疑問も湧いたのも事実です。

参考サイト
日刊スポーツ「白鵬「猫だまし」に理事長「ありえない…前代未聞」」

総括

猫だましは、変化と同じく立ち合いで相手の意表をつく技の1つです。もちろん多用は厳禁。

白鵬の猫だましについては、ネットにも動画や記事が調べればいくらでも出てくるので気になる方は、確認してみてください。おもしろいように決まっています。(笑)