【大相撲】「なまくら四つ」とは?使い手の力士は?

解説などでしばしば耳にする「なまくら四つ」。その意味ついて解説していますので、気になった方はどうぞ寄ってってください!

「なまくら四つ」とは?

なまくら四つとは、四つ相撲において、左四つと右四つ、そのどちらも同じように相撲が取れることを意味します。他にも得意とする四つとは逆に組んで勝ったときでも、なまくら四つだったと表現することも。

ただ、「なまくら」とあるように相手十分の四つに組むといった、悪い意味で用いられることも。

なまくら四つの力士は少なく、幕内以上となるとほぼ皆無。一応、過去には大関・清國、近年だと旭天鵬隠岐の海がなまくら四つを取ることで知られています。

ただ、大半は幕内になるまでに右四つか左四つの得意な四つを持つことになります。例えば小結・若浪は、幕下時代まではなまくら四つでしたが、その後は師匠の勧めもあって左四つを得意とするようになりました。

まとめ

左四つ、右四つそのどちらの相撲も取れるなまくら四つは、よく言えば万能、悪く言えば器用貧乏といったところでしょうか。

ただ、大半の力士は左右そのどちらかを得意しており、それは現代でもいえること。なまくら四つで相撲を取る力士は非常に珍しい存在です。