【大相撲】決まり手「網打ち」とは?名前の由来など

大相撲の珍しい決まり手「網打ち」。当記事にて詳しく解説しているので、気になった方はどうぞ寄ってってください!

捻り手「網打ち」

大相撲における「網打ち」とは、捻り手に分類される決まり手の1つ。

主に四つ相撲から、相手の片方の腕(基本的に差し手)を両手で抱え、上体を後ろに捻って投げ飛ばすように倒します。大半は、土俵際の逆転技として放たれます。

網打ちは数年に1度見られるかどうかの決まり手で、近年の幕内だと、2006年7月場所に朝青龍が実に16年振りに琴光喜相手に決めており、その後、2010年1月場所には白鵬が豊ノ島に、2014年7月場所には日馬富士が勢に決めている程度です。

それに比べると、同じ土俵際で放たれる「うっちゃり」の方がまだ見られる頻度は多いといえます。

網打ちという名の由来については、相手を倒すときの様子が猟師の投げる投網に似ていることから付けられています。気になる方は、相撲と漁師の網打ちを動画でぜひ確認してみてください。確かに後ろに捻っている様子はそっくりです!

記事:相撲決まり手白書 捻り手編(十九手)

総括

網打ちは、ちょうど後ろに捻って倒す様子が漁師の投網に似ていることからその名が付けられています。めったに見られない決まり手なので、生で見たい方は幕内よりも下の取組もくまなくチェックしていかないと見るのは難しいと思います。