【大相撲】決まり手「合掌捻り」とは?

合掌捻りは、大相撲の中でも特に見られない幻の技。当記事で詳しく解説しているので、気になった方はどうぞ寄ってってください!

捻り手「合掌捻り」

大相撲における「合掌捻り」とは、捻り手に分類される決まり手の1つ。

相手の首の後ろから背中の部分を両手で抱えるようにして組み、左右どちらかに捻って倒します。組む際は、腕が下手の場合もあります。

その名の由来は、文字通り組んだ両手が「合掌」しているように見えたことから。特に相手から両差しを受けたときの逆転技として放たれる場合が多いです。

また、かつては頭の部分をつかんで捻って倒す「徳利投げ」と同扱いされていた決まり手ですが、2001年1月場所より、正式に「徳利投げ」が決まり手に加わったことで、それぞれは区別されるようになりました。

合掌捻りは、まずお目にかかられない幻の技。その確率は、自分たちが生きている間に1度見られるかどうかといったところ。先の徳利の投げの方がまだ見られる確率は高いです。

実際、幕内では1965年11月場所(9日)に大心が前田川に決めて以降、50年以上の歳月が流れるも決まり手として合掌捻りが上がることはありませんでした。また、十両においても1987年9月場所(12日)に琴富士が南海龍に決めるも、以後取組で見ることはなし。

記事:相撲決まり手白書 捻り手編(十九手)

総括

合掌捻りは、自分たちに生きている間に1度見られるどうかといった幻の技。筆者も生きている間に1度は見てみたいです。