【大相撲】「角番(かどばん)」とは?意味や由来について

2021年1月21日

「角番」は、大相撲のTV解説などでもよく耳にする言葉。特に大相撲を見始めた初心者にとっては、気になってしょうがない言葉の1つといえるでしょう。

当記事では、知っているようで知らない「角番」の意味、さらに言葉の由来について詳しく解説しています。気になる方は、どうぞ寄ってってください!

「角番」とは?

角番(かどばん)とは、本場所を負け越して、その翌場所を迎える大関のこと。古くは「角番大関」と呼ぶことも。

大関は角番で負け越すと、大関の地位を陥落してしまい次場所は関脇として迎えることになってしまいます。ようは、角番は大関に留まることができるのか瀬戸際の状態です。

当然ながら角番を脱するには、翌場所で勝ち越す他ありません。また、休場の場合も大関は陥落します。

ちなみに相撲の他にも囲碁・将棋の世界で、連番勝負で負けが決まってしまう局面を迎えてしまった相手に対して角番といった表現が用いられます。例えば5番勝負で2番失った人は角番となります。

大関についてより詳しく知りたい方は以下記事をどうぞ。

記事:【大相撲】大関昇進・返り咲きの条件を徹底解説!降格についても

「角番」の由来

「角番」の由来は、諸説あるも、現状はっきりとしていなのが実際のところです。

その昔に大関が次の場所で負け越すと陥落するという注釈が番付の角につけれていたことからとする説や、単に角に追いやられてピンチを迎えることから派生して誕生した語とも言われています。

ちなみに大相撲の世界を称して「角界」という言葉がありますが、この「角界」の「角」の意味は、「角番」とは全く別物。気になる方は、以下記事をご覧ください。

記事:「角界」とは?言葉の意味や由来について

総括

「角番」とは、本場所で負け越して、その翌場所を迎える大関のこと。

「角番」の由来は、角に追いやられてピンチを迎える、その昔に大関が次の場所で負け越すと陥落するという注釈が番付の角につけられていたなど諸説ある。