大相撲と歌舞伎の類似点をサクッと解説!似ている理由は?

大相撲と同じく、日本の伝統文化である「歌舞伎」。実は大相撲とも縁が深く、用語などに類似点が多々見受けられます。当記事では、大相撲と歌舞伎がなぜ似ているのかについても触れながら、詳しく解説しているので、気になる方は、どうぞ寄ってってください!

歌舞伎と類似点

幕内、初日、千秋楽、向こうなどなど。大相撲中継では比較的よく耳にする言葉ですが、実はこれらの用語は歌舞伎でもよく用いられる言葉です。その意味も相撲とほぼ同じ。

用語以外にも、番付およびそれに用いられる相撲字と呼ばれる書体(勘亭流)、櫓太鼓、花道、幟(のぼり)、といったように探してみると大相撲と歌舞伎の類似点は多分にあることに気づかされます。あと、四股名や屋号といったものも共通する点。

また、鼠小僧の墓であることで有名な両国回向院は、歌舞伎と大相撲で活躍した者たちが眠るお寺。江戸勧進相撲発祥の地で知られる富岡八幡宮も歌舞伎にゆかりある地として有名です。

このように大相撲と歌舞伎には、多くの類似点があるので、相撲だけでなく歌舞伎にも関心を向けけるとさらに相撲が楽しくなるはず!

なんで大相撲と歌舞伎が似ている?

花道、千秋楽など、用語1つとっても大相撲と歌舞伎に共通する点は多々あります。では、なぜ両者にこのような類似点があるか?この点は筆者も大いに気になったので調べてみました。

結論から言ってしまうと、大相撲と歌舞伎、そのどちらも昔からある日本の娯楽であるという点が大いに関係しているといえます。特に江戸時代以降、大相撲と歌舞伎は、既に日本の代表的な娯楽となっていたことは、少し歴史を勉強した人であれば誰もが知るところ。

つまり、古来より、娯楽として大いに人気を集めた2つの業界は互いに交流し、影響を及ぼしたというわけです。当時は今に比べて娯楽は圧倒的に少なく、大相撲と歌舞伎は互いに意識し合う存在で交流に及んだと考えられます。

総括

現在も歌舞伎と大相撲は、日本を代表する伝統文化です。それゆえ昔から互いに関わり、用語やちょっとしたものに影響を受けていることが見て取れます。大相撲と歌舞伎の似ている点、他にもまだまだあるので、ぜひ見つけてみてください。