【大相撲】優勝杯の種類を紹介!重さや大きさなどについても

2019年5月26日

幕内優勝した力士の表彰式といえば、なんと言ってもその優勝杯!特に大きな2つの優勝杯は、皆さんも1度は目にしたはず。当記事では、それら2つの優勝杯以外のものも含め、その種類を詳しく解説しています。優勝杯の種類について気になる方はどうぞ寄ってってください!

大相撲の優勝杯といえばこの2種!

大相撲の優勝杯といえば、「正賞」にあたる「天皇賜盃」と「内閣総理大臣杯」が真っ先に上げられます。表彰でも最初に渡されるため、印象にも残りやすいです。

天皇賜盃

一般には「賜盃」と呼ばれることが多い優勝杯です。注意点として、「賜盃」は天皇より下賜されるものとなるため、「賜杯」ではなく「賜盃」と表記するのが通例となっています。

大きさ等に関しては、高さ1.1m、重さ29㎏の純銀製となります。

記事:【大相撲】「賜盃(しはい)」とは?重さ・大きさ、誕生秘話など詳しく解説!

内閣総理大臣杯

大相撲において、特に有名な優勝杯となるのが「内閣総理大臣杯」です。

「内閣総理大臣杯」は、なんといってもその大きさが強烈な印象を残し、重さは実に40にも及びます。ですから、手渡す際に1人で持ち上げようものなら、おお~!と歓声が沸くほどです。力士の方は平気で持ち上げていますが。

ちなみに内閣総理大臣との名前がありますが、大半はその代理人が手渡し、内閣総理大臣が土俵に上がるのは稀。

記事:【大相撲】「内閣総理大臣杯」とは?重さや誕生年など詳しく解説!

その他優勝杯

幕内優勝には、先に示した2つの優勝杯以外にも、他国との交友を示す「友好杯」や地方自治体・各企業から提供される優勝杯もしくはトロフィーが用意されており、その数は相当数に上ります。また、これらの中には、ある月場所限定のものもあります。

友好杯

「友好杯」は、諸外国との友好を示す意味で渡される優勝杯です。

近年だとチェコ共和国友好杯、ブルガリア共和国優勝杯(1・5・9月場所のみ)、フランス共和国友好杯(副賞にマカロン)、中日友好景泰藍杯などの友好杯および優勝杯があげられます。

2019年5月26日には、「アメリカ大統領杯」とついにアメリカの友好杯も加わっています。(毎年5月場所に授与)

大相撲もよりグローバルなものとなっているのが伺えます。

記事:【大相撲】「アメリカ大統領杯」とは?重さなど徹底解説!毎年授与も決定的
記事:【大相撲】表彰式に「ビッグマカロン」が!?一体あれは何?

地方自治体・各企業

あくまで「杯」にこだわるのであれば、地方自治体・各企業だとNHK金杯、大関賞の大尽杯RKB、毎日放送賞の大銀盃などが優勝杯にあげられます。その他は、ほぼ盾や像のトロフィーです。

コカ・コーラのトロフィーは、まさにそのままなので気になる方はぜひ1度調べてみてください。

総括

大相撲の正賞にあたる優勝杯は、「賜杯」と「内閣総理大臣杯」の2つ。その他は、諸外国との友好を示す「友好杯」や地方自治体・各企業からの提供のものがあげられます。

ちなみに「賜杯」と「内閣総理大臣杯」は、アマチュア相撲の優勝者にも授与されます。ただし、大きさ等はまた別物です。

次回の千秋楽からは、どんな優勝杯やトロフィーがあるのかも確認してみましょう!面白いデザインのものもたくさんあります!