【大相撲】「土俵祭(どひょうまつり)」とは?

当記事では、本場所前日に行われる土俵祭りの詳細を、一覧にして分かりやすい解説しています。気になった方はどうぞ寄ってってください!

「土俵祭(どひょうまつり)」とは?

土俵祭は、別名「方屋(かたや)開き」とも呼ばれる大相撲の儀式です。以下、その日程、参列者、儀式目的の一覧です。

日程

「土俵祭」は、本場所前日(基本や午前10時からの約30分)に行われます。

参列者

その参列者は、相撲協会理事長以下、審判部、行司らが集まり、儀式を取り行います。

儀式の目的

五穀豊穣、国家平安、土俵の安泰を祈願。

土俵祭の流れ

土俵祭の流れとしては、まず神官装束を身にまとった立行司が際主をつとめ、脇行司2人(幕内格、十枚目格の各1名ずつ)を従えて、祭壇へと向かいます。

祭壇は、土俵内に置かれた正面奥に3本、東西に2本ずつの7本の幣の三方を囲うように立て、その右手に榊、中に献酒の瓶子(へいし)や塩をのせた祭壇が置かれます。

立行司らが祭壇へと向かった後は、まず脇行司が「祝詞奏上」と「清祓いの儀(修祓・しゅうばつ)」を行い、次に立行司が「祭主祝詞奏上」と続きます。

その後、脇行司は祭壇に立てていた東西4本の幣を土俵の四隅に立てかけて「祭幣」し、土俵の“あげ俵”に左・右・中の順で「献酒」します。

そして、立行司が「方屋開口」で故実言上をした後、脇行司らと一緒になって、土俵中央に、勝栗、洗米、昆布、するめ、塩、榧(かや)の実などの「納め物(鎮め物とも)」を納め、向正面、西、正面、東の徳俵に「献酒」、脇行司が理事長、審判部長、副部長、審判委員に「献酒」を行います。

最後は、東花道から呼出の太鼓二基が土俵3周を行う「触れ太鼓土俵3周」で、土俵際の終了となります。

総括

土俵祭は、予約なしの無料見学が実施されることがあります。もし土俵際に興味があって、日程の都合がつく方はぜひ!