「相撲は国技ではない」を論破する!結果は如何に!


最近になって「相撲は国技ではない!」といった声が目立ちます。相撲好きの筆者にとっては、耐えがたい事実です!そこで相撲は国技ではないといった主張を論破するべく、持てる力を全て使って徹底的に調べあげました。結果は如何に!興味のある方はどうぞ寄ってってください。


相撲は日本の「国技」ではない!?

とある日のことです。筆者はいつものようにご飯片手に某番組を視聴していたのですが、豆知識的な感じで次のようなことを大々的に言っていました。

相撲は日本の「国技」ではない!?

これまでずっと相撲を日本の国技だと思っていた筆者には衝撃が走りました。そして、その番組も最もなことを言ったので、筆者もその時はつい、そうか相撲って国技じゃないんだな・・・と完全に納得。そして、相撲好きな筆者は少し残念な気持ちになりました。まぁ、松阪牛も最近になって「まつざかうし」と呼ぶようになったしな、と同時に思ったり思わなかったり。筆者は「まつざかぎゅう」と今でも呼びますが。

ただ、後々になってあれ?でも相撲は国技だ!なんてのは今でもよく聞くぞ。それに今更になって相撲が国技じゃないないなんて、ふざけんな!となかば逆ギレしました。

そして、納得のいかない筆者は、相撲は国技と呼べないといった主張を論破しようと思いたったのです。

法律では国技の記載なし!しかし!

相撲が国技ではないとされる最大の理由。

それは、法的に相撲が国技として認められてないからだと言われています。

これは、先の某番組を含め各種メディアや他のブログで相撲を国技と認めない主張の理由として一貫しています。

また、その裏付けとして他国では法的に国技として認められたスポーツ・武芸があるのも大きな理由の一つだと言えます。ブラジルはカポエラ、チリはロデオなど。

この時点でこれもう詰んでじゃね?と思われるかもしれません。実際、筆者も最初これを聞いてなるほどなーと納得しました。

しかし、しかしですよ、ここで意外な事実が発覚します。

それは日本の法令において、国家・国旗以外に象徴とされるものはない!といった事実です!あと天皇。六法全書にも「国旗及び国家に関する法律」が記載されているだけでした!そもそも日本には国技なるものがないみたいです。

ただ、勘の鋭い人は、国鳥、国花といった言葉を思い浮かべた人もいるでしょう。そう!もし、法的に国技を認めないのであれば、国技はもちろんのこと国鳥、国花なども認められないことになってしまうのです。

ん?でもまてよ、国鳥はキジで国花は桜、菊って今でもクイズ番組でよく聞くじゃねーか!?国技はダメで国鳥・国花は大丈夫ってそんなわけあるか!?

どうやら我々は単にメディアに振り回されていただけなのかもしれません。

辞書には相撲を国技とも、Wikipediaも実は肯定的?

法的に相撲が国技と認められていないことは間違いありません。ただ、辞書で国技について調べてみると次のように記載されていました。
こくぎ【国技】〘名〙その国を代表する、特有な技芸、武芸、スポーツ。日本の国技は相撲とされている。 
日本国語大辞典5 第二版

「されている」と、辞書も相撲が国技かそうでないかをやや気にしていると考えられなくもありませんが、一応相撲は国技と言えることになるでしょう!

また、同様に辞書によれば国鳥はキジ、国花は桜・菊とはっきりと記載されています。特に国鳥に関しては「昭和22年(1947年)の鳥類学会で選定された。」と、その根拠も明示していました。

なるほど学会で国鳥はキジとされているんですね。これは確かに法的には無理でも学術的には国鳥がキジといえるでしょう。ですから、たとえ法的には認められずとも別の立場で認められるケースがあるということです。

また、みんな大好きWikipediaでも「日本国内に正式な国技はない」と記載しているものの、「『国技』はあくまで『相撲道』全体」として、暗に相撲は国技であることを示唆しています。ここでは“大”相撲は国技でないとの見方です。

さらに判例より、「国技たる相撲」という理由で主張が退けられたケースをご丁寧に引用してくれております。

きっと、主張が退けられた人は、「法的に相撲は国技じゃないぞ!」と声を大にしてあげたことでしょう。

法的に相撲と認めるまでとはいかないものの、相撲を国技とする見方もあるというわけです。


そもそも相撲はいつから国技と呼ばれた?

そもそも相撲が広く「国技」と呼ばれるようになったのは、相撲の聖地「国技館」の建設が事の発端です。国技館建設前は、一般市民は国技という言葉すら知らなかったでしょう。

Wikipediaの参考文献にも用いられている『相撲、国技となる。』では、国技館命名に際して「初興行披露状の中になる『角力(すもう)は日本の国技』」をヒントにした」とあります。そして、その披露状は小説家であり好角家でもあった「江見水蔭」が書いたものです。

つまり、江見水蔭が初興行披露状に相撲を国技と書いたことから、国技館という館名が決まり、そのまま相撲が国技として広く認知されるようになったというわけです。ゆえに江見水蔭は、相撲を国技とした最初の人物と目されています。

また、『相撲概論』にも同様の理由で、「相撲が国技とされたのである。」と記載されていました。

相撲以外にも国技と呼べるものがある!

国技館命名が、相撲が国技と呼ばれるようになった経緯であり理由です。

ただし!ここで注意しないといけないのは、当時から国技と呼べる競技は相撲以外にもあったということです。剣道、柔道がそれに当てはまります。

特に日本発祥の柔道は今や世界大会も開かれ、その競技人口、認知度ゆえにもしかしたら相撲よりも国技と呼ぶにふさわしいとも捉えかねません。

日本古来よりある相撲を国技とするのもいいですが、それ以外にも国技と呼べる武道・スポーツがあることも知っておきましょう。

結局のところどうなのさ?

結論からいうと法的に相撲は国技とは言えないものの、国技と言える場合もあればそうでない場合もあるというのが本当のところでしょう。ケースバイケースです。国鳥や国花がよい例。相撲を国技でないと断言するのはさすがに極論過ぎると見方です。

弁護士だと相撲は国技でない!国文学者だと相撲は国技だ!といった声が上がりそうです。

なんやねん!それ!はっきりしろや!と言いたい気持ちも分かりますが、すんません!これが自分の限界です!というか、これ結論出せないでしょう。論破ならず。無念…。

ただ、相撲を国技とした場合、剣道・柔道などの国技と呼ぶことができるスポーツ・武芸が他にもあるということは覚えておいたほうが良いと思います。

筆者は、相撲は国技であってほしいというのが本音です。

今後も相撲が国技、国技じゃないといった論争は続きそうです。

総括

・法的に相撲が国技と認められていないことは事実。ただそうなると国鳥や国花も認められないことになる。
・辞書には、相撲は国技とある。
・国技を相撲と結び付けたのは江見水蔭。
・相撲以外にも柔道や剣道など他に国技と呼べる武道・スポーツもある。
・相撲と国技と呼ぶのは場合によりけり。筆者は国技と信じたい!

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